医業医療法人の経営課題解決による資金繰り改善

宜野湾市のU病院は創業者が辣腕を奮って病院は大きくなりましたが、医療法への移行に失敗し、結果的に資金繰りに窮していました。創業者から次の後継者になったものの、その院長も亡くなり病院は大きな転換期を迎えていました。
亡くなった理事長に多額の退職金を出したいところですが、病院経営も老朽化した建物や手狭な駐車場問題で課題山積です。

解決策創業まで歴史を紐解きながら、資金問題解決の糸口を掴む

そんなタイミングで当社は税務顧問となりました。幸いに後を引き継いだ院長先生や他の理事の皆さんは、病院経営に前向きで、皆で力を合わせて改革していこうという雰囲気です。
法人の債務を検証する中で、創業者の債務の引継ぎや資産評価をやり直して、銀行との調整という大きな仕事が始まりました。何度も銀行との協議を重ね担保差替えや理事報酬の見直し、慌ただしく改革が進み始めます。法人は実行に移すタイミングも税法との絡みがあるので、慎重にかつ大胆に。そして理事会等での同意も得ながら敢行していきました。
理事個人が負担していた創業者から引き継いだ債務を、法人へ引継ぎ、理事の所得税が軽減され、法人の財務諸表も本来の経営の姿を現したことで、経営課題が一目瞭然になりました。
毎月の理事会でU病院は着実にいい方向へ向かって歩んでいます。

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